インダストリアルの開け方、痛み、アフターケア 【自分で軟骨ピアス】


インダストリアルピアスは長いシャフトのピアスで2つのホールをつなげることをいいます。

一言にインダストリアルと言っても様々なスタイルがあります。

ヘリックスとヘリックスをつなげるのが一般的ですが、ヘリックスとトラガスやヘリックスとインナーコンク、また個性的なピアスを使って3つ以上の穴を通すコーディネートなどもあります。

インダストリアルピアスを開ける前に自分でどういうコーディネートにしたいのかしっかりと考えてから開けるようにしましょう。

様々なインダストリアルピアスのコーディネート

ヘリックス×ヘリックス

最も一般的なフォワードヘリックスとアンテナヘリックスの組み合わせでも、どれだけ深い位置にするかでかなり印象が異なります。

実際に竹串などの棒を使って、どの位置に、どのくらいの角度が好みなのかを考えてみましょう。

クロスさせるコーディネートはかなり上級者向けです。

深めのフォワードヘリックスから浅めのアンテナヘリックスに向けて、通常のインダストリアルピアスとは逆角度のピアスも個性的ですね。

ヘリックスの3つのホールをつなげるスタイルも海外では人気があります。

ただし、日本では三つのホールに使う用のピアスはそこまで多く販売されていないので、自分が使いたいと思うピアスを先に見つけるようにしましょう。

ヘリックス×インナーコンク、イヤーロブ

縦方向のインダストリアルピアスは日本でつけている人はめったに見ませんが、インナーコンクとつなげるパターンとイヤーロブ(耳たぶ)とつなげるパターンがあります。

さらなるインダストリアルのコーディネートをまとめた記事はこちらを参考にしてください。

参考にしたいインダストリアルの人気・おすすめコーディネート

ネットで調べても自分で開ける方法が全然出てこないインダストリアルの開け方をここでは紹介致します。

インダストリアルを開けてみよう!

インダストリアルはピアスホールの角度がとても重要で、少しでもずれてしまうとホールに負担がかかり、痛みが引かずホールの完成を諦めなければならなくなるので難易度が非常に高いです。

開ける部位はヘリックスなど比較的痛みの少ない部位なのでそこまでではないですが、2つのホールを同時にケアしなければならないので大変な部位です。

病院でインダストリアルを開ける場合

病院でボディピアスを開ける
慣れていないと自分で開けるのはトラブルの元になるので、可能であれば病院で開けるのが一番です。

ただ、病院であればどこでも良いわけではないので、以下の内容をしっかりと読んでください!

病院を選ぶ


インダストリアルは日本ではまだまだ珍しいピアスなので病院によっては施術を行ったことが無い担当者もいるかと思います。

角度が大切なものなので、なるべく経験豊富な担当にお願いできるか事前に確認しましょう。

病院の選び方など病院で軟骨ピアスを開ける前に絶対に知っておいてほしいことをまとめたので、必ず確認してください。

病院でボディピアスを開ける 軟骨ピアスを開ける前に絶対に知っておくべきこと 【正しい病院選び】

病院で開ける際の相場

病院でボディピアスを開けると高い
価格は2箇所にホールを開けるため、「ヘリックス×2+初診料」という料金体系が多いみたいです。

病院によって異なりますが、ヘリックスが9,000〜10,000円程度なのでインダストリアルは20,000円前後といったところでしょう。

少し高いですが、腫れてホールを諦めなければならない苦痛に比べれば高いとも言えないかと思います。

病院で開ける際の注意点

一言にインダストリアルと言っても、どの角度にどの長さのピアスを付けたいかによって開ける位置が大きく異なります。

ヘリックス×ヘリックスだとしても以下のように角度が違えば長さも違います。

自分が付けたいデザインのインダストリアルピアスを先に購入して、それに合った長さ、角度でお願いするようにしましょう。

セルフピアッシングでインダストリアルヘリックスを開ける場合

ホール完成まで:3ヶ月〜半年
難易度:★★★★☆
痛み:★★★☆☆
おすすめ:ニードル

ヘリックスを2箇所だから難易度も低いように思えますが、2つのホールの角度を揃えるのはかなり難しいです。

可能であれば、友達にも協力してもらい、角度が合っているかなど第三者視点で確認してもらうのがおすすめです。

軟骨ピアスを自分で開ける前に必ず知っておいてほしいことをまとめましたので、続きを読む前に必ず確認してください。

病院でボディピアスを開ければ痛くない 軟骨ピアスを開ける前に絶対に知っておくべきこと 【自分で開ける】

ニードルで開ける事前準備

◆必要なもの
  • ニードル14G 2本
  • ニードルと同じゲージのピアス
  • スキンマーカー(ピアス専用あるいは顔料インクのペンでも代用可能)
  • 消毒液(薬局などで売っている市販のもので良い)
  • 清潔なコットン(綿棒などでも良い)
  • 抗生物質入り軟膏
  • 消しゴムかコルク
  • 清潔な小さい器
◆ニードルの入手方法

ピアッサーはドン・キホーテなどでも売っていますが、ニードルは店舗では販売しておらず、ネット通販で購入する必要があります。

しかも、楽天などではなぜか販売が無く、 Wowma!でしか売っていないので注意が必要です。

ネット通販と聞くとクレジットカードが必要と思うかもしれませんが、コンビニ払いなどがあるので購入は可能です!

参考 ネットで購入できるサイトはここ!ピアス用ニードル 12G 14G 16G 18G 20GWowma!

ニードルで開ける手順

0, 適切な長さのファーストピアスを選ぶ
インダストリアルを開ける上でもっとも重要なことの1つが、適切な長さのファーストピアスを選ぶことです。

まずは自分が開けたい位置の耳の外側と耳の外側の長さを測りましょう。

測った長さ+3mm程度のシャフトの長さがおすすめです。

2箇所が同時に腫れることも考えて長めがいいですが、あまりに長いと不格好になってしまいます。

ちょうどいい長さがない場合は少し長めを選んでいたほうが安心です。

1, しっかりと手を洗う
石鹸などでしっかりと手を洗いましょう。

2, ニードルやピアス、消しゴムを消毒する
滅菌済のニードルで無ければ清潔な小さい器に市販の消毒液を入れて、ニードルとファーストピアス、消しゴムを漬けておきましょう。

3, 消毒液を開けたい部位に塗る
コットンや綿棒に消毒液をつけ、表と裏の両方を丁寧に消毒しましょう。消毒した後はむやみに開ける部位を触らないようにしましょう。

4, ニードルで開けたい部位にスキンマーカーで印をつける
インダストリアルでもっとも重要なことがマーキングです。

まずは、自分が開けたいと思う位置のヘリックスの外側にマーキングを行ないます。

次にファーストピアスとなるピアスを耳にあてがい、シャフトの脇にマーキングを行ないます。

バーベルを外すとこんな感じ。

5, ニードルを使って一つ目のホールを開ける
ニードルの滑りを良くするために、ニードルの尖っている側の1/3程度を軟膏の容器に入れる形で軟膏を塗っておきましょう。

ニードルを内側から刺していきますが、角度と針が出る位置に気をつけながら慎重に行ってください。

この時、開ける側ではないマーキングにニードルを合わせると角度を間違えにくいです。

貫通させた後は消しゴムは離してしまって大丈夫です。

このまま数分落ち着かせることでファーストピアスの付け替えがやりやすくなります。

6, ニードルの端にファーストピアスを当てて徐々にニードルを抜く
ニードルを完全に抜いてしまうと、ホールが狭くなり、ファーストピアスを入れるのが痛くなってしまうので、穴が空いたニードルの尖っていない部分にファーストピアスの端をあてて徐々に抜いていきます。

ニードルの穴にファーストピアスがピッタリとハマるわけではないので、ゆっくりと慎重に抜きつつ、ファーストピアスを穴に入れていってください。

ホールに通ったらキャッチを付けます。

7, ニードルを使って二つ目のホールを開ける
ファーストピアスを一度ホールの奥まで押し込み、先程と同じ要領でもう一方にもニードルを刺していきます。

最後にキャッチを付ければ完了です。

インダストリアルのアフターケア

インダストリアルは長いため髪の毛がや洋服が引っかかってしまい腫れやすいのでトラブルが起きやすい部位です。

しっかりとアフターケアを行ないましょう。

基本的なアフターケアの方法は以下の記事に書いてある通りです。

ピアスホールの絶対に知っておきたいアフターケア

インダストリアルの場合は安定まで個人差はありますが3ヶ月〜半年程度ですので、その間毎日しっかりとケアしましょう。

また、角度が合わずに痛みが引かない場合はピアッシングを行なっている病院に相談するようにしましょう。

痛み止めや化膿止めの薬を処方してもらえますし、ホールの完成を諦めるべきかどうかの判断も行ってもらえます。

インダストリアルを開ける痛み

インダストリアルの痛みはニードルで適切に開ければ開けた瞬間の痛みはアンテナヘリックスと大差ですが、2箇所同時のため、腫れると痛みも倍増します。

開ける瞬間の痛みよりも、傷が治るまでの痛みの方が強いのが軟骨ピアスの特徴ですので髪の毛などを引っ掛ける無いように注意するのがもっとも重要なことです。

インダストリアルを開ける際の痛みに関する個人的意見をいくつかご紹介するので参考にしてみてください。

ただし、当サイトではお勧めしていないピアッサーを使用した可能性があるので、ニードルで開けた人の感想では無いことをご了承ください!

また、幾つかの画像はファーストピアスとしては相応しくない長さを使用していますので、痛み以外の内容は参考にしないでください。

うーん。

個人的にはそこまで痛くなかったのですが、思った以上に痛いという人が多いですね・・・。

恐らく、適切に開ける方法を知らず2つのホールの角度が合っていないのが原因だと思います。

同じ部位はアンテナヘリックスというのですが、アンテナヘリックスの痛みに関する感想はコチラ。

やはり、1つだと痛くないということは角度と、同時に開ける印象が原因で痛いと感じるみたいですね。

インダストリアルのファーストピアス

セルフピアッシングの場合や一部病院では自分でピアスを用意する必要があるので、以下を参考にしてみてください。

インダストリアルにおすすめのファーストピアスの種類

インダストリアルのファーストピアスとして最も一般的なのはインダストリアルストレートバーベルと呼ばれる長いピアスです。

様々なデザインのものがありますが、重いとホールに負担がかかるので最もシンプルなものがおすすめです。

金属アレルギーが出づらいサージカルステンレス製のものでも安く手に入ります。

インダストリアルにおすすめのファーストピアスのサイズ

・ゲージ:開けたホールのゲージに揃える
ニードルで開ける場合、入れるのが楽だからという理由で14Gのニードルで開けて16Gのピアスをつけたりする人がいますが、ホールとピアスの間に隙間ができるため出血が止まりにくくなってしまうためあまりおすすめできません。

・シャフトの長さ:開ける位置による
市販されいてるインダストリアル用のピアスは35mm~45mm程度のものが多いですが、開ける位置に合わせて必要なサイズを購入するようにしましょう。

・ボールサイズ:3~4mm程度
ボールサイズは好きに決めたら良いですが、耳の巻きが強い人はあまりボールが大きいとホールの負担になるので、可能であればボールが小さいほうがおすすめです。

インダストリアルの注意点

2つのホールの角度が間違っていると、我慢していても痛みが無くなることはありません。

すごく痛い!と感じたら病院に行くことを強くおすすめします。

他の部位の開け方

【完全保存版】耳たぶから軟骨ピアスまでセルフで開ける方法