【ピアス拡張】耳たぶピアスホールの拡張方法と絶対に知っておきたい基礎知識


ピアスでいう【拡張】とはピアスホールを大きくすることを意味します。

一般的なファッションピアスを付ける18G(1.0mm)のホールを16G(1.2mm)に広げることも拡張ですし、16Gを段階的に00G(10mm)に広げることも拡張と呼びます。

拡張した大きいホールのことを「ラージホール」といい、下の画像の様なホールトゥピアスと呼ばれるトンネルピアスの中にリングピアスを入れる特殊な装着が可能になります。

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軟骨ピアスでも拡張はできますが、ここではより一般的なイヤーロブ(耳たぶ)の拡張方法や絶対に知っておきたい注意点などを説明します。

絶対に知っておきたいデメリット

ピアスのホールは基本的には傷なので、その傷を大きくすると様々な問題が出てきます。

16Gや14G程度であれば普通のピアスと殆ど変わりませんが、0Gや00Gまで拡張するのであればデメリットをしっかりと理解し、覚悟を持っておくことが必要です。

代表的なものとしては以下の5点が挙げられます。

  • ホールを広げる最中は痛い
  • ホールを閉じようと思っても塞がらない
  • 塞がったとしても大きな傷跡が残る
  • 大きいので隠すことが難しい
  • 無理な拡張をすると耳たぶがちぎれる危険性がある

拡張をする条件

拡張はピアッシングと同じく、体に新たに傷を作る行為ですので、以下の条件を理解し慎重に行ないましょう。

ホールが完成している

ホールを開けてからすぐに拡張を行うことは出来ませんので14G程度までであれば、最初から14Gのニードルでホールを開けるのが良いでしょう、

一度ホールを開けたらホールが完成する(第2治癒期間が完了する)までは拡張は控えましょう。

ホールが完成したかどうかは以下の項目に当てはまるかどうかで確かめてください。

  • 体液や血液が出ていない
  • 化膿や腫れがない
  • 軽くピアスを叩いたり、動かしたりしても痛みがない
  • ホール周辺の皮膚がホールに向かって凹んでいる。
  • ピアスとホールの間に少しだけ隙間がある。

拡張を行えるスペースが十分にある

イヤーロブ(耳たぶ)で拡張を行う場合、元々のホールが端にあると大きく拡張した負担で耳たぶがちぎれてしまう可能性があります。

これも18Gから16Gや16Gから14G程度であれば心配する必要はないので、自分が開けたい大きさに応じて最初のホールの位置を考えましょう。

前回の拡張から1ヶ月程度経過している

ラージホールにしたい場合、基本的にはゲージを段階的に(16Gから14G、14Gから12Gなど)大きくしていく必要があります。

一度拡張を行ったらホールには大きな負担がかかっている状態なので、次の段階の拡張までは傷を癒やす期間が必要になります。

個人差はありますが、3週間から1ヶ月程度は開けるのがいいでしょう。

ラージホールへの道のりは長いのです。

拡張する方法

ピアッサーでの開け方

ピアスホールを拡張する方法は2つあります。

  • ピアス自体を使う拡張
  • 拡張器(エキスパンダー・インサーションピン)を使う拡張

どちらが良いというよりも、状況によって使い分けるのが好ましいです。

ピアス自体を使う拡張

キャプティブビーズリングピアス
最も手軽に行うことができる拡張方法です。

特に18G⇒16Gや16G⇒14G程度であればこの方法がおすすめです。

用意するもの

  • ピアス(チタンorサージカルステンレス製)
  • 消毒液
  • 軟膏
  • 清潔なコットンなど

拡張するとホールに負担をかけてしまうため、金属アレルギー反応が普段よりも出やすくなりますので、拡張する際のピアスは長時間つけていて問題ない金属アレルギー対応のピアスにしましょう。

また、滑りを良くし、ホールを傷つけないために、ネジ穴が無く、先端が丸まっているキャプティブビーズリングなどがおすすめです。

ピアスで拡張する方法

  • ピアスやホール周辺を消毒液を付けた清潔なコットンなどで消毒します。
  • ピアスにすべりを良くするための軟膏を塗り、徐々に入れていきます。
  • ホールを通過したらキャッチを付けて完成です。

耳たぶは表よりも裏のほうが伸縮性が無いため、表から入るけど裏に出てこないという場合があります。

そういった場合は無理をせず、裏から入れるのも試してみてください。

ある程度な痛みは拡張する上で仕方がないので数日は我慢しましょう。

ピアスで拡張する時の注意点

  • 基本的に無理のない拡張であれば出血や強い痛みは伴いませんので、それらが見られる場合は直ちに拡張を中止してください。
  • 強い痛みじゃなければ数日間刺激を与えなければ収まってくるので、数日間はピアスを付け替えたりなどは控えてください。
  • 必ず2Gずつ(16G⇒14Gなど)拡張して、絶対に一気に4G以上(16G⇒12Gなど)を拡張しないでください。肉芽や化膿、炎症の原因となってしまい、拡張を諦めなくてはならなくなります。

拡張器を使う拡張

拡張器、エキスパンダー
14G以降の拡張は拡張器を使ったほうがスムーズに痛みも少なく行えます。

拡張器とは片側が細く、徐々に広げていけるためスムーズに拡張を行うことができる器具です。

基本的にはピアスとして使うというよりは14Gピアス⇒拡張器⇒12Gピアスといいうように、短期間ホールを慣れさせるために付けておく器具だと思っていてください。

ファッションとして拡張器を付けることも可能ですが、髪の毛や服が引っかかりやすいので十分に注意してください。

用意するもの

  • 拡張器
  • ピアス(チタンorサージカルステンレス製)
  • 消毒液
  • 軟膏
  • 清潔なコットンなど

拡張器で拡張する方法

ニードルでの開け方

  • 拡張器やホール周辺を消毒液を付けた清潔なコットンなどで消毒します。
  • 拡張器にすべりを良くするための軟膏を塗り、細い側を表から徐々に入れていきます。
  • 一番太い部分まで通ったら、ゴムキャッチをつけてホールが落ち着くまで1日〜1週間刺激を与えないように放置します。
  • 拡張器の太い側に、消毒後に軟膏を付けたピアスのシャフトを合わせ、裏側に押し出すようにして付け替えます。
  • キャッチを付けて完成です。

入りづらいと感じる場合は、裏からある程度まで入れて伸ばしてから再度表から入れると良いでしょう。

いきなりピアスで拡張するよりも手順が多くて面倒に思えますが、痛みも少なく、無理なく拡張することができるのでおすすめです。

ただし、拡張器は長いため髪の毛や服に引っ掛けてしまう可能性が高く、危険なので注意してください。

おすすめの拡張器

拡張器を引っ掛けて強い力が加わると、特に大きなゲージの場合、耳たぶが裂けてしまう可能性があり、非常に危険です。

そこで、ピアスに付け替える必要も無く、しかも引っ掛ける心配も無い拡張器があるのでご紹介します。

画像は太いですが、12G〜00G以上まで品揃えがあるので、ほぼ全ての拡張に対応できます。

拡張器&トンネルセットピアスというもので、まずは普通の拡張器の様に細い側から徐々に入れ、一番太いところまで入ったら、後ろの長い部分を取り外します。

セットになっているキャッチを付けるとトンネルピアスに早変わり!という便利商品です。

価格も対して変わらないので、「あの長い拡張器を付けているのがカッコイイんだ!!」という強いこだわりがない限りはこの拡張器がベストでしょう。

拡張器で拡張する時の注意点

  • 基本的に無理のない拡張であれば出血や強い痛みは伴いませんので、それらが見られる場合は直ちに拡張を中止してください。
  • 14Gから10G程度の拡張であれば、痛みが全然無い場合は拡張器装着からすぐにピアスに付け替えても問題ありません。
  • 必ず2Gずつ(16G⇒14Gなど)拡張して、絶対に一気に4G以上(16G⇒12Gなど)を拡張しないでください。肉芽や化膿、炎症の原因となってしまい、拡張を諦めなくてはならなくなります。
  • 拡張器&トンネルセットではない場合は、拡張器を服や髪に引っ掛けないようにしましょう。最悪耳たぶが裂けて手術する必要があります。

拡張によるトラブル

しっかりと期間を開けて、段階的に拡張していけば大きなトラブルは起きづらいですが、無理な拡張を行った場合に見られる深刻なトラブルになるケースもあるのでご紹介します。

耳たぶが裂ける

早く拡張をさせるために重いピアスをつけたり、段階を踏まずに一気に太いゲージのピアスにしたりする場合に起きる可能性があります。

一度裂けてしまうと、縫合する外科手術が必要となりますが、保険が適応出来ないため、10万円以上治療費がかかります。

また、裂けた部分をくっつけるために、わざわざ新しい傷を作った上で縫合するので完治までにかなりの時間がかかります。

肉芽ができる

肉芽とは体の防衛反応で異物であるピアスを排除しようとした結果できるイボのようなものです。

無理な拡張を行って、ホールに負担がかかった場合にできてしまいます。

出来始めであればホットソークなども多少効果がありますが、大きくなってからだと完全に治すには手術が必要になるので、出来始めの段階で皮膚科に相談しに行きましょう。

ホットソークの方法はコチラの記事を参考にしてみてください。

ホットソークの正しい方法!軟骨ピアスの腫れや化膿を治す

初期であれば軟膏を塗って様子を見るように言われますが、大きくなると手術です。

こちらは保険が利く場合があり、診察料などを含めて2万円以内で済むこともあるみたいですが、症状によるのであくまで参考程度に考えていてください。

出血する

ホールが完成する前に拡張したり、前回の拡張から期間が短かったりすると出血します。

出血した際は無理に拡張を続けず、ホットソークを行ない、元のゲージのピアスに戻してホールが完成するのを待ちましょう。

耳たぶピアス拡張についてのまとめ

ラージホールまで拡張するのは時間がかかるので一気に広げたい!と思ってしまうかもしれませんが、しっかりと段階的に拡張するようにしましょう。

また、拡張するとホールが塞がりにくくなることなどのデメリットをしっかりと理解した上でピアスライフを楽しんでください!