閉じた後ピアスホールの跡は残る?開けなおしは可能?


ピアスホールを開けたのはいいけど、位置が気に入らなくて開けなおしたい!

就職やアルバイトの都合でピアスを付けられないシーンが増えたので、ピアスの穴を閉じたいけど跡は目立つほど残る?

等々、ピアスホールを開けた後で、一度開けたホールを閉じたいと考えている人も居ると思います。

今回はピアスホールの閉じ方、閉じた後の事や、ピアスホールの開けなおしについて解説していきます。

ピアスホールが閉じるまでの期間

ピアスホールの閉じる期間は個人差があり、主に関わってくるのは下記の要素です。

  • ピアスを着けていた期間
  • 使用していたピアスのゲージ数
  • 使用していたピアスの重さ

等が関わってきますが、中でもピアスを着けていた期間が最も影響します。

個人差がありますが、一般的にはピアスホールが完成していない場合だと1日かからずに穴は塞がってしまいます。

そのため開けたばかりの場合は、すぐ閉じることが可能です。

体質によっては早ければ半日以内に塞がる人も居るようで、ピアスホールは体にとって傷であり自然治癒の力が働くので、このような現象が起こります。

逆にピアスホールがしっかりと完成している場合は自然治癒が働くのに時間がかかり、塞がるまでに何カ月も時間が掛かることがあります。

部位により変わりますが、1ヶ月〜半年ほどピアスを装着していると、穴の内部にも新しく皮膚ができて、「傷口」の状態から「皮膚の一部」に移り変わります。

ですのでしっかりとした皮膚が形成された後のピアスホールは、長い場合は年単位で自然治癒の時間が必要になります。

ピアスホールが完成してからの期間が長ければ長いほど、ピアスホールのゲージ数が大きければ大きいほど、自然に塞がるには時間がかかると覚えておきましょう。

ピアスホールはどう閉じればいいの?

自然治癒でホールが閉じるのを待つ

ピアスホールのゲージが小さい場合は自然治癒でホールが閉じるのが良いでしょう、費用も掛からずに閉じることが出来ます。

また、閉じる場合でもアフターケアは欠かさない様にしましょう、清潔にしておかないと、雑菌や感染症で化膿を起こして、ピアス跡が残ってしまう可能性が高くなってしまいます。

アフターケアに関しては、通常時と同様に入浴時のボディソープや洗顔料で洗い、よくすすぐ様にするのが良いです。

あまり強く洗いすぎると、ピアスホールに傷が付いてしまい治癒が遅れて、結果的にピアスホールが閉じるのが遅くなってしまうので、優しく洗う程度で大丈夫です。

皮膚科、整形外科でピアスホールを閉じる

ラージホールの場合時間を掛けても、ピアスホールは中々閉じません。

皮膚科、整形外科で診察を受け、ピアスホールを閉じる手術を受けることがおすすめで、糸を使用して穴を縫い合わせる手術によって処置を行います。

この手術は自然治癒より、綺麗に穴を塞ぐことができます。

およそ30~40分程度の時間で手術は終了し、後日抜糸の再診察を受ける必要がありますが、皮膚が裂けてしまったピアスホールも、手術で修復することが出来ます。

自分で開けたピアス穴を閉じる場合は保険適用外になるので、自己負担となり全額支払う必要があります。

手術費用は病院によって異なりますが、1つのホールで5万~10万ぐらいの病院が多いようです。

費用がかかっても綺麗に治したい!という方も、病院に行って手術するのが良いでしょう。

ピアスホールを早く塞ぐ方法

一番早いのは、皮膚科や形成外科で手術を行う方法です。

上記の「皮膚科、整形外科で閉じる方法」でも紹介しましたが、手術時間はそれほど掛からず、抜糸を行うために再度通院する必要があり、1つのホールに対して5万~10万の費用がかかってしまいます。

費用は掛かっても早くピアスホールを閉じたい方は、病院で手術を受ける事をおすすめします。

手術以外では、自然治癒を待つしかありません。

自然治癒はケガを治す場合と一緒で、良質な睡眠、バランスの良い食事をとるなど体に良い生活を送ることで治癒速度が速まります。

出来るだけ早く治したい場合は生活習慣を見直すのが良いでしょう。

ピアスホールの跡は残ってしまう?

ピアスホール跡

個人差はありますが、ピアスを付けていた期間が長ければ長い程、跡は残りやすいです。

開けてすぐのピアスホールはすぐ閉じて、跡も残りにくいので、位置や角度が気に入らない等の理由で再度開けなおす場合は、開けてから早めに閉じるのが良いでしょう。

色素沈着

ピアスホール周辺の皮膚が色素沈着を起こすことがあり、耳以外の 皮膚の表面に開ける部位は跡が残る可能性が高いといわれています。

色素沈着が気になる場合は、皮膚科や形成外科で消すことが可能です。

ピアス穴が塞がった跡が残ってしまった場合も病院で処置を受けることで改善できる場合があり、医療用のレーザー治療することで色素沈着を改善する方法が一般的です。

1回のレーザー治療では色素沈着が取れないこともありますが、病院に通ってレーザー治療を繰り返し、傷跡を薄くする処置を受けることも出来ます。

しこり

ピアスホールがあった付近にしこりが残ってしまう事があり、これはピアスホールの内部に皮膚化された物が残った物で、自然治癒では消えない事があります。

皮膚科や形成外科で手術を行うことで、中に溜まった皮膚を取り除くことが出来ます。

大きく広がったピアスホール

長期間大きくて重いピアスをつけ続けていた場合に広がってしまったり、自分で拡張して広げたピアスホールの状態です。

この状態のピアスホールでは、ほとんどの場合病院で糸を使った縫合手術を行わないと、穴は塞がらず自然治癒では回復しません。

こちらも手術料が保険適用外となってしまうため、自己負担で1箇所5万~10万程の費用が掛かってしまいます。

なので拡張したいけど将来的には閉じたいという方は、金銭面も含めよく考えてから拡張を行うようにすると良いと思います。

裂傷

耳たぶの端に開けた穴がピアスの重さで下がってきたり、ピアスをどこかに引っ掛けてしまったときに、耳に裂傷が起こる事があります。

酷いとピアスホールから外側に裂けて切れ目のようになってしまいます。

裂けてしまうと自然治癒した時に、耳たぶの形がいびつになってしまう事があり、この状態では傷跡が残る可能性が高いので、病院で診察を受ける事をおすすめします。

こちらも方法は縫合手術となり、自然治癒より早く綺麗に治ります。

ピアスの開け直しは出来るの?

開け直しは可能ですが、安定する前のホールの場合は最低1ヶ月は間を空けましょう。

自然治癒する前に開けてしまうと、内部で傷口重なって広がってしまい、分泌物が出たり、化膿する可能性が高くなってしまいます。

安定した後のピアスホールは、表面が閉じていても内部でホールがそのままになっている可能性があります。

閉じかけのピアスホールに重なって、新しいピアスホールを開けると、傷口が広がって分泌物が出たり化膿する可能性が高くなってしまいます。

安定したピアスホールを閉じた場合しこりが出来る場合がありますが、このしこりが有る分奥行きもあるため、新しいピアスホールを開け辛い場合があります。

しこりが出来てしまった場合は病院でしこりの状態を見てもらうのが良いでしょう。

病院で診察を受ければ、その状態にあった施術を行ってくれるので、解決への近道になります。

安定したピアスホールの内部が塞がっているかわからない場合も、病院で現在の状態を確認してもらうのが良いでしょう。

ピアスホールの隠し方

ピアスホールを閉じる時間が無く、どうしてもピアスホールを隠したいときは、樹脂で出来た透明ピアスを付けるのが良いでしょう。

どうしても肌の色とは違うので完全に隠すことは難しいですが、目立たなくすることは可能です。

注意するべき点は、樹脂で出来ているためシャフト部分に金属と違い細かい傷が付きやすく、雑菌や皮脂、垢等が溜まりやすいです。

なので樹脂の透明ピアスは同じものを長く使わず、できるだけ使い捨てるようにしましょう。

ファーストピアスの時期でも透明ピアスに変更しても平気?

ファーストピアスを着けていて、ピアスホールが安定していない場合は、ピアスの付け替えにリスクがあるため、ファーストピアスを外してはいけません。

ですので、ファーストピアス期間中は透明ピアスを装着することができません。

開けたばかりのピアスホールは、ピアスを外すと短時間でピアスホールが閉じてしまったり、再度ピアスを付けようとして傷口が広がってしまったりと注意することが多いです。

ピアスホールを開けて1ヶ月以内にファーストピアスをつけていられない環境になってしまう場合は、ピアッシングを避けるようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はピアスホールを閉じたい場合や、閉じた後の話題でした。

現在ピアスホールを開けていて、閉じる予定の無い方でも、今後のために知っておいて損のない情報だと思います。

ピアスホールの開け直しもちゃんと期間を開ければ可能です。

今のピアスホールの角度や位置が気に入らない人は、再度開け直すのも良いと思います。

最後にピアスホールの跡についてですが、やはり病院で診察を受けるのが一番適切だと思います。

自然治癒も可能ですが、見た目が気になるなら手術が一番綺麗になります。

ぜひこの情報を参考にして役立ててください!