今回は、ほとんどのケースで使用される「ファーストピアス」「セカンドピアス」のうち、「セカンドピアス」を徹底解説していきます。
ファーストピアスにも軽く触れて、わかりやすく解説するので、是非役立ててください!
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「セカンドピアス」とは?
初めてピアスを開けるときに使うピアスを「ファーストピアス」、ファーストピアスの次に付けるピアスを「セカンドピアス」と言います。
ファーストピアスはピアスホールを開けてからしばらく付けっぱなしにします。
これはピアスホールに薄い皮膚が形成され、ピアスの付けはずしが出来る段階まで安定させる必要があるためです。
セカンドピアスは、ピアスホールがある程度安定してきた頃に移行します。
この頃はまだピアスホースの皮膚が薄いため、傷が付きやすくトラブルを起こしやすいです。
そのため、セカンドピアスの選択や移行タイミングなどをしっかり知っておきましょう。
安心してピアスを楽しむために重要なポイントです。
ファーストピアスのままじゃいけないの?
デザインが気にならないなら、ファーストピアスを使い続けることは問題無いので、ファーストピアスのままじっくりホールを完成させるのも一つの有効な手段と言えます。
だけどオシャレもしたいし…、デザインも飽きてきますよね?
そんな時にホールに負担をかけず、デザインの選択の幅も広がるセカンドピアスが大活躍してくれます。
セカンドピアスにしてからも、ホールが完全に安定しているわけでは無いので、付けっぱなしに出来るセカンドピアスを選ぶのが良いでしょう。
セカンドピアスは外してもいいの?
基本的にセカンドピアスはファーストピアス同様、1,2ヶ月は付けっぱなしにしておきます、そして安定してきたらピアスを抜き差ししてみて、痛みがあるかどうかを確認します。
この段階で痛みがまだ残るようでしたら、しばらく付けっぱなしにして様子を見ましょう。
抜き差しして痛みが無くなったらホールが安定してきた証拠です。
特に抜き差しに痛みを伴う段階で、セカンドピアスを抜いたままにしておくと、ホールが閉じてしまう場合があるので注意が必要です。
基本的にセカンドピアスはホール完成まで付けっぱなしにすると覚えておけば問題ありません。
セカンドピアスを外すのはピアスホールが完成してから!
セカンドピアスを外すのはしっかりとピアスホールが完成してからにしましょう。
部位による完成までの時間は変わってきますが、流れは一緒なので以下で紹介していきます。
開けた直後
ピアスホールの内部で皮膚が形成されていないので、肉とピアスが直接触れ合う時期です。
ピアスが対金属アレルギー素材ではない場合、腫れてしまい最悪ピアスを外さなければいけなくなります。
最初に使うファーストピアスは対金属アレルギー素材を選ぶようにしましょう。
第一治癒期間
ホールが完成するまでには治癒期間が二つあり、皮膚の薄皮が形成されるまでを第一治癒期間と言います。
この期間はファーストピアスで生活することになります。
第一治癒期間では皮膚が形成されてきているので、触れても痛みが無くなり、分泌物が出なくなってきます。
しかしまだ薄皮の状態で傷つきやすく、強く引っ張ったり、余計に動かしたりすると、薄皮が破れてしまう可能性があります。
セカンドピアスへの付け替えは第二治癒期間まで待ちましょう。
第二治癒期間
第二治癒期間は第一治癒期間より期間が長く、ファーストピアスまたはセカンドピアスで生活する期間です。
第二治癒期間から、ピアスホール内部の薄皮に厚みが出来る事で、皮膚に変わってきます。
このタイミングからセカンドピアスへの移行が可能ですが、頻繁なピアスの付け替えやピアスホールを刺激するような事は避けるようにしましょう。
ホール完成
ホールが完成すると入り口と出口が凹むようになってきます。
この時期からセカンドピアスを外して自由にピアス選びが出来ます。
軟骨ピアスの場合は皮膚が完成していても、軟骨の再生が早いので、耳たぶよりホール完成に時間がかかるので注意してください。
セカンドピアスは何を選べばいいの?基準は?
セカンドピアスは、市販されている自分の気に入ったデザインのものを使っていただいてかまいませんが、極力抗アレルギー対応素材、ファーストピアスと同じゲージ数のピアスを使用しましょう。
なぜかと言うと、セカンドピアスの状態ではピアスホールがまだ安定しておらず、ここで無理をしてサイズの合わないピアスを使用してしまうとトラブルの原因になってしまうからです。
そのため、セカンドピアスは同じゲージ数を推奨します。
ピアスホールはセカンドピアスを付ける時期になると、ピアスホールの薄皮が厚みを持って他の部位と同じ程度の皮膚になってきます。
この厚い皮膚が形成されると、開けた直後のようにピアスが直接ピアスホール内の肉に接触することがなくなります。
ここまでくると、金属アレルギーは出にくいですが、ホールの完成までは安心できませんので、セカンドピアスには抗アレルギー素材を推奨します。
そしてピアスを付けるのが初めての方は、付け外しが楽なものが良いでしょう。
なぜかと言うとピアスの付け外しは初めてだと難しいと感じる人もいて、苦戦している間にピアスホールを傷つけてしまう可能性があるのです。
セカンドピアスに移行する場合はシャフト、ゲージ、デザイン、重さ、素材などそれぞれの項目で注意が必要です。
シャフトの長さ
耳たぶ、耳の軟骨であれば6~8mm程度のものがおすすめです。
舌は腫れることがあるので18mm程度、その他は基本的に部位の厚さ+2mm程で考えておくとうまく選べると思います。
ファッションピアスの場合、長すぎるとキャッチを押し込んでシャフトの先が刺さることがあるので注意しましょう。
ゲージ
こちらも部位によって推奨されるセカンドピアスの太さは変わってきます。
基本的にはファーストピアスと同じゲージ数を使用しましょう。
より細いピアスを付けたい場合はホールを完成させてからにしましょう。
ピアスホールが完成してない時期から細いゲージを使うと、慣れていない場合ピアスを装着するのに失敗して、ピアスホールを傷つけてしまいます。
ゲージ数は数字が大きいほど細くなっていきます。
例
20G=0.8mm 2G=6mm
デザイン、重さ
セカンドピアスはデザインにおいて、ファーストピアスと比べるとかなり選択肢が出てきます。
ホールの安定はまだ先なので、できるだけホールに負担のかからないピアスを選択しましょう。
ここで重いピアスで刺激すると、ピアスホールが傷ついてしまうので、ホールが完成するまでは軽いピアスを選びましょう。
デザインに関してはホールに負担がかからないものであれば問題ありません。
素材
セカンドピアスに付け替える段階では、まだホールが完成していないため、金属アレルギーが出やすい状態です。
なのでセカンドピアスは高純度のチタンやサージカルステンレス等、抗アレルギー素材のものをおすすめします。
注意する必要があるのは、ピアスの素材として良く使われるシルバー(銀)に関しては、割金といい、加工のしやすさや強度を上げるために他の金属を混ぜる工程があります。
実はこの工程で金属アレルギーが出やすい金属のニッケルを使用することが多いのです。
そのため、メッキでコーティングされていても金属アレルギー反応が出ることがあるのでシルバーをファーストピアスに使用するのはやめておきましょう。
金属アレルギーについてはこちらの記事を参考にして下さい。
ピアスを付ける人必見!金属アレルギーの予防と対処法徹底解説セカンドピアスをはずした後のピアスは?
色々なピアスのデザイン、重さに挑戦できますが、ピアスホールに負担がかかるピアスは、少しずつ慣らしていくのが良いでしょう。
そのため、ピアスの重さはは徐々に重くしていくことをおすすめします。
セカンドピアスから卒業する頃には、ピアスの付け外しにも慣れてきていると思うので、更に幅広いピアス選びが可能になります。
ファーストピアスを付けたままピアスのデザインを変える方法
こちらはファーストピアスからセカンドピアスへの移行時期がわからなくて心配な方や、ファーストピアスのままピアスホールが完成するまで、付け外しで失敗したくない人におすすめの方法です。
まずは、ファーストピアスを付ける時に、一般的なネジ式でキャッチが取り外しできるものを選択します。
この時、選択するピアスのおすすめはシャフトが真っ直ぐで初めてでも扱いやすい、ストレートバーベルかラブレットスタッドです。
一般的にキャッチはこのような球体のものが多いです。
この球体にネジ穴があり、シャフトを差し込んでいるのですが、この球体の代わりに他のデザインのキャッチを付ける事ができます。
つまり、シャフトの付け外しをせず、表面上に見えているキャッチの変更ができるのです!
これらの付け替えのキャッチは「キャッチ カスタマイズ」等で検索する事で販売サイトや紹介などを見ることが出来ます。
これらのキャッチを購入する際に注意して欲しいのが、自分の付けたファーストピアスとしっかりゲージ数を合わせることです。
これはゲージ数が違うとネジ穴の規格も変わってくるためです。
12Gと14G用、16Gと18G用のように2つのゲージ数に対応したものや、14G~18Gまで対応したもののように複数の規格を装着できるキャッチも存在します。
シャフトにも本体は14Gでネジ部規格が16Gのものなどが存在し、ピアッシングする前から計画することで、様々なキャッチを好きなゲージ数で装着することができます。
まとめ
セカンドピアスからは選択肢も増え、楽しくなってきますが、ホールの安定を優先すべき時期なので、まだまだ油断は禁物です!
この状態を超えれば更に自由度も広がり、好きなピアスを付けられるようになるので、
しっかりとセカンドピアスでホールを安定させましょう!