軟骨ピアスはその名の通り、軟骨に穴を開けるピアスのことです。
耳たぶなどの皮膚であれば伸縮性があるので、徐々に広げることは可能ですが、軟骨は伸縮性がほとんど無いため拡張することはかなり危険で、トラブル無く拡張することはほぼ不可能です。
そのため、当サイトでは軟骨ピアスのラージホール(12G以上)の拡張はおすすめしておりません。
ただ、軟骨ピアスに18Gや16Gで開けてしまったけど、付けたいピアスが14Gだからなんとか拡張したい!という要望をいただきましたので、ここでは14Gまでの拡張方法をご紹介します!
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軟骨ピアスを18G,16G⇒14Gに拡張する方法
軟骨ピアスを拡張する方法は主に2つです。
- 太いピアスをねじ込む
- 再度ニードルでホールを開け直す
18G⇒16Gや16G⇒14Gであれば思いの外簡単にピアスを付けることが出来たりしますので、まずは太いピアスを入れてみて、難しそうならニードルで開け直すという順番がいいと思います。
太いピアスをねじ込む
かなり力技な表現になっていますが、ホールが18Gなら16Gのピアスを、ホールが16Gなら14Gのピアスを入れて拡張する方法です。
万が一傷ができた時に金属アレルギーがでやすいので、かならずファーストピアスに使われるような金属アレルギーが出にくいピアスや拡張器で拡張を行ってください。
手順
トラブルを最小限にするため、ホールが完成していることを確認してください。
ホールの完成の目安は以下のとおりです。
- 体液や血液が出ていない
- 化膿や腫れがない
- 軽くピアスを叩いたり、動かしたりしても痛みがない
- ホール周辺の皮膚がホールに向かって凹んでいる。
- ピアスとホールの間に少しだけ隙間がある。
・太いピアスのシャフトに軟膏を塗り、滑りを良くしてからホールに入れていきます。
┗普段よりも入りづらいと思いますが、ゆっくりと力を加えてねじ込んでいきます。
・ピアスが入ったら、そのまま数日間〜数週間、違和感がなくなるまで着けっぱなしにして新しいゲージに慣れさせます。
再度ニードルでホールを開け直す
すでに開いているホールに太いゲージのニードルを刺すことで新しくホールを作る方法です。
すでに開いているホールを無理やり広げるよりも、既に開いているホールにニードルを刺すことで広げたほうが治りが早く、トラブルも少なくなります。
理由は位置が定めづらく、元々のホールとズレた所に開けてしまった場合、2つのホールがつながってしまい、一度塞がなくてはならない自体になるからです。
◆必要なもの
- ニードル14G or 16G
- ニードルと同じゲージのピアス(シャフトの長さが8mm以上)
- スキンマーカー(ピアス専用あるいは顔料インクのペンでも代用可能)
- 消毒液(薬局などで売っている市販のもので良い)
- 清潔なコットン(綿棒などでも良い)
- 抗生物質入り軟膏
- 消しゴムかコルク
- 清潔な小さい器
◆ニードルの入手方法
ピアッサーはドン・キホーテなどでも売っていますが、ニードルは店舗では販売しておらず、ネット通販で購入する必要があります。
しかも、楽天などではなぜか販売が無く、 Wowma!でしか売っていないので注意が必要です。
ネット通販と聞くとクレジットカードが必要と思うかもしれませんが、コンビニ払いなどがあるので購入は可能です!
参考 ネットで購入できるサイトはここ!ピアス用ニードル 12G 14G 16G 18G 20GWowma!ニードルで開ける手順
1, しっかりと手を洗う
石鹸などでしっかりと手を洗いましょう。
2, ニードルやピアス、消しゴムを消毒する
滅菌済のニードルで無ければ清潔な小さい器に市販の消毒液を入れて、ニードルとファーストピアス、消しゴムを漬けておきましょう。
3, すでに開いているホールを消毒する
コットンや綿棒に消毒液をつけ、表と裏の両方を丁寧に消毒しましょう。消毒した後はむやみに開ける部位を触らないようにしましょう。
4, ニードルを使ってホールを開ける
ニードルの滑りを良くするために、ニードルの尖っている側の1/3程度を軟膏の容器に入れる形で軟膏を塗っておきましょう。
ニードルに力を加えた時に耳が動いてしまってホールが斜めになってしまうので、ホールの裏に消しゴムをあてます。
片手で耳と消しゴムを固定し、ホールの中心にニードルを耳に垂直にして一気に貫通させます。
貫通させた後は消しゴムは離してしまって大丈夫です。
このまま数分落ち着かせることでファーストピアスの付け替えがやりやすくなります。
6, ニードルの端にファーストピアスを当てて徐々にニードルを抜く
ニードルを完全に抜いてしまうと、ホールが狭くなり、ファーストピアスを入れるのが痛くなってしまうので、穴が空いたニードルの尖っていない部分にファーストピアスの端をあてて徐々に抜いていきます。
ニードルの穴にファーストピアスがピッタリとハマるわけではないので、ゆっくりと慎重に抜きつつ、ファーストピアスを穴に入れていってください。
最後にキャッチをつけて完了です。
軟骨ピアスを無理やり拡張する場合
当サイトで軟骨ピアスの12G以上の拡張をおすすめしていませんが、それでもやってみたいという人もいると思います。
どうしても軟骨を拡張するという人はそのデメリットをしっかりと理解した上で専門家の指導の元行うことをおすすめします。
軟骨ピアス拡張のデメリット
どの程度拡張したら炎症が起こるかは個人差があるため、もちろん軟骨にラージホールを開けることを成功する人もいますが、軟骨の炎症が進むと軟骨が変形し、自然治癒しない状態になってしまいます。
正直な話、10G程度までは拡張器を使えばトラブルも少なく拡張することができるとは思いますが、あくまでも個人差があるため、基本的には推奨しないという立場を取っています。
「耳介軟骨炎」などで検索すると画像がでてきますが、一度変形してしまうと耳の軟骨が不自然な状態で固定されるため一生の傷となります。
また、一桁ゲージ(0Gや2G)とかまで拡張しようとすると5年から10年程度の期間が必要になるので、本当にリスクを負って長期間かけて拡張したいか、後悔しない判斷を行うようにしましょう。
軟骨ピアス拡張について絶対に知っておきたい基礎知識
軟骨ピアスの拡張は難しい!と書いているサイトも多いですが、14G程度までであれば最悪ニードルで新たにホールを作れば可能なので18Gや16Gを開けちゃった人でも塞がるまで待つ必要はありません。
軟骨ピアスのラージホールに関してはボディピアスではなく、身体改造になるので当サイトの範囲外とさせていただきます。