ボディピアスを探す時、「ゲージ」「内径」「シャフト長さ」など普段聞き慣れないサイズ説明を見かけますよね。
自分に合わないサイズを選んでしまうとホールが傷ついてしまったりするからちゃんと選びたのにボディピアスのサイズっていまいちわかりにくいですよね。
そんな人のために、ボディピアスのサイズに関する用語やおすすめのサイズなどをご紹介いたします。
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ボディピアスのサイズ用語
まずは日常生活だと聞き慣れないボディピアスのサイズに関する用語についてご紹介します。
ボディピアスのサイズを見る時に重要なキーワードは4つ。
「ゲージ」「シャフトの長さ」「内径」「ボールサイズ」です!
ゲージ(G)
ゲージ(G、AWG,GAとも表記する)はピアスのシャフト(ポスト)と呼ばれる、実際にホールに通す部分の太さ、或いはホール自体の太さを表す単位です。この部分ですね。
分かりにくいので、まず親しみのあるミリメートルに直してみた早見表がコチラです。
※あくまでも目安であり、実際の数値を四捨五入したものになります。
- 20G(0.8mm)
- 18G(1.0mm)
- 16G(1.2mm)
- 14G(1.6mm)
- 12G(2.0mm)
- 10G(2.5mm)
- 8G(3.2mm)
- 6G(4.0mm)
- 4G(5.0mm)
- 2G(6.0mm)
- 0G(8.0mm)
- 00G(10.0mm)
一般的には20Gから00G(ゼロゼロゲージ、あるいはダブゼロとも言う)まであり、数値が小さくなればなるほど太くなっていきます。
奇数のゲージはあまり一般的ではないためここでは省略させていただきました。
ゲージで表現できる一番太い00Gまで行くとボディピアスを極めたと言われることが多いですが、ゲージでは表現できない11mm以上に大きいホールを開ける人もいます。
どのゲージを選んだらいいの?
基本的にはファッションピアスと呼ばれる普通のピアスは20Gか18Gがほとんどですので、ボディピアスや軟骨ピアスを開ける予定がなく、耳たぶ(ロブ)にしか付ける予定がない人はこのどちらかを選べばよいでしょう。
20Gと18Gは0.2mmしかかわらないので、どちらかを開けたから、どちらかのサイズのピアスが全く入らないということにはなりづらいです。
雑貨屋さんなどでよく売っているピアッサーもほとんどがこのどちらかのサイズか中間のサイズになります。
ボディピアスはスタンダードなモデルは18Gからあるものも多いですが、基本的には16Gか14Gでしょう。
特に軟骨ピアスを開ける場合は、あまり細いと軟骨をを貫通することができない場合もあるので、一般的な軟骨ピアッサーなどは14Gが多いようです。
もう既にホールが空いている人は基本的には自分が開けたホールのゲージ数と同じゲージのピアスを装着するのがおすすめです。
このゲージが合っていないと、せっかく開けたホールが傷ついてしまったり、逆に小さくなってしまったりするので、ピアスを選ぶ時に最も重要なサイズと言えるでしょう。
シャフトの長さ
棒状のピアスのホールに通す部分(シャフト)の長さを「シャフトの長さ」と呼びます。
キャッチに左右されないよう、棒の部分のみの長さを表します。この部分ですね。
どのシャフトの長さを選んだらいいの?
ゲージはホールに合わせればいいとして、一番悩むのはシャフトの長さかもしれません。
それもそのはず、耳の厚みなどホールの厚みは人によってかなり違うので、みんなにおすすめ!というサイズがありません。
さらに、どの部位につけるのか?ピッタリ系が好きか、ゆったり系が好きか?なども関係してくるので答えはありません。
じゃあ何のアドバイスも無いから、適当に選べ!というのも芸が無いので、ここでは耳につけるファーストピアスにおすすめのシャフトの長さをご紹介します。
部位別 ファーストピアスにおすすめのピアスの種類とシャフトの長さ
ファーストピアスとはホールを開けて最初に付けるピアスで、安定するまでの間、ずっとつけっぱなしにします。
そこで、ファーストピアスは腫れることも計算に入れて、実際の耳の厚みより2~3mm程余裕を持った長さにした方が良いです。
イヤーロブ(耳たぶ)
【おすすめのファーストピアス】
ストレートバーベルピアス
【おすすめのシャフトの長さ】
8mm ←耳の厚みが薄い〜普通の人
10mm ←耳の厚みが厚い人
イヤーロブは個人差が非常に大きいのですが、一般的には4mm~6mm程度なので、2mm~3mm余裕を持たせるとすると、奇数の7mmや9mmを売っているショップはほとんど無いので耳が薄いか普通の人は8mm、厚い人は10mmがおすすめとなります。
ヘリックス
【おすすめのファーストピアス】
ストレートバーベルピアス
【おすすめのシャフトの長さ】
8mm ←耳の厚みが薄い〜普通の人
10mm ←耳の厚みが厚い人
ただし、顔側に付ける「フォワードヘリックス」の場合は少し薄くなるため人によっては6mmで十分な場合もあります。
インダストリアル
【おすすめのファーストピアス】
ロングストレートバーベルピアス
【おすすめのシャフトの長さ】
開ける位置によって異なる
インダストリアルは2箇所以上のホールを一つのピアスでつなげるピアスのことです。
ヘリックスとヘリックスなのか、ヘリックスとイヤーロブ(耳たぶ)なのかによっても長さは異なりますし、耳の大きさも個人差があります。
そのため開ける位置の長さを測り、それプラス3mm程度の長さを選ぶのが良いでしょう。
ロック(ルーク)
【おすすめのファーストピアス】
バナナバーベルピアス・サーキュラーバーベルピアス
【おすすめのシャフトの長さ】
8mm ←ホールの開ける位置が浅い場合
10mm ←ホールの開ける位置が深い場合
ロックに関しては耳本来の厚みもそうですが、どこにどの角度で開けるかによってもサイズが変わってくるため、上はあくまで目安と考え、基本的には病院に相談するのが良いでしょう。
ダイス
【おすすめのファーストピアス】
バナナバーベルピアス・サーキュラーバーベルピアス
【おすすめのシャフトの長さ】
8mm ←ホールの開ける位置が浅い場合
10mm ←ホールの開ける位置が深い場合
ロックと同様に、どこにどの角度で開けるかによってもサイズが変わってくるため、上はあくまで目安としてください。
セカンドピアスとしてはキャプティブビーズリングを付ける人が多いのでファーストピアスからそうしたい場合は可能ですが、髪の毛などが引っかかりやすくなるので注意が必要です。
トラガス
【おすすめのファーストピアス】
ラブレットピアス
【おすすめのシャフトの長さ】
6mm ←耳が薄い人
8mm ←耳が厚い人
耳の軟骨の中では比較的薄い部位のため他の部位よりも短めでも問題ありません。
ファーストピアスには片側が平なラブレットピアスが耳の穴を塞がないためおすすめです。
スナッグ
【おすすめのファーストピアス】
バナナバーベル
【おすすめのシャフトの長さ】
病院と相談
スナッグは軟骨ピアスの中でも特に晴れやすく、トラブルが起きやすい難しい部位のためセルフではなく病院などで必ず相談するようにしましょう。
コンク
【おすすめのファーストピアス】
ストレートバーベルピアス
【おすすめのシャフトの長さ】
◆アウターコンク
6mm~10mm ←開ける箇所によって厚みが違う
◆インナーコンク
10mm~ ←開ける箇所によって厚みが違う
セルフで厚みを測るのが難しい部位なので、すこし余裕を持ったサイズを選ぶことをおすすめします。
少し大きくてゆるい方が、小さすぎて腫れた時にピアスがホールを圧迫するよりはマシですから。
アンチトラガス
【おすすめのファーストピアス】
バナナバーベル
【おすすめのシャフトの長さ】
8mm ←耳が薄い人
10mm ←耳が厚い人
アンチトラガスはどの角度に開けるかによって必要なシャフトの長さは変わってくるのであくまでも目安として考えてください。
セカンドピアスにはどのサイズがいいの?
傷がふさがり、ホールが安定した後につけるピアスをセカンドピアスと呼びます。
ファーストピアスの時のように腫れることを心配する必要が無いので、ワンサイズダウンがおすすめです。
ただ、一番のおすすめは様々なのサイズを買ってみて、自分に合ったサイズを見つけることです。
少し前では考えられないくらい安くボディピアスが手に入るので、複数サイズを予備まで買っても数百円ですから。
もちろん、いくら安くてもサージカルステンレスを使っている商品を買うようにしましょう。
サージカルステンレスを使ってて、最安値のストレートバーベルは僕が知る限りFrom da Phactoryの50円です。
内径
リングピアスや円状のバーベルピアスの円の内側の長さを「内径」と呼びます。
ゲージに長さが左右されないよう、内側の長さというのがポイントです。この部分ですね。
どの内径を選んだらいいの?
リングピアスの内径ははあまり細かなことを気にしなくても大丈夫です。
部位によっておすすめのサイズはかなり変わってきますが、
ピッタリ系でシンプルで洗練された感じを出したいか、ゆったり系で存在感や動きを出したいかなどの好みによって選べば良いと思います。
だたし、あまりにもピッタリだとリングがホールを圧迫してしまいますし、大きすぎると、服を着替える時や髪の毛などが引っかかってしまう場合があるので注意が必要です。
ファーストピアスをリングピアスにすることはあまりないと思いますが、もしリングピアスをファーストピアスにするのであれば、シャフトの長さでも説明した通り、腫れることを想定して余裕のあるサイズを選びましょう。
ボールサイズ
ボディピアスのキャッチはスタンダードなモデルは基本的にボールなので「ボールサイズ」=「キャッチのサイズ」となります。この部分です。
ボールは14Gくらいならば一般的には3mm~5mm程度が多く、ゲージが太くなればなるほどキャッチも大きくなっていきます。
各サイズのイメージは以下のとおりです。
3mm ←あまり目立たず控えめな印象
4mm ←軟骨ピアスでは最も人気があるサイズ
5mm ←印象が強く残るので目立たせたい時に活躍
ボールサイズに関しては基本的には好みなのでデザインで決めるのが良いと思います。
ただ、ボールサイズが6mm以上のボディピアスもありますが、慣れるまでは5mm程度にしておくのが良いと思います。
6mmと聞くと小さい気がしますが、ステンレスのボールだからある程度の重さはあり、ホールに負担がかかってきます。
特にファーストピアスということであれば4mmあたりが定番ですのでおすすめです。
ボディピアスのサイズまとめ
ボディピアスのサイズについて用語の説明とおすすめのサイズなどをご紹介してきましたがいかがでしょうか?
普通のピアスと異なり、つけっぱなしにする機会が多いボディピアスですのでサイズ選びは慎重に行ないましょう。
ここで紹介したのはあくまでも一般的な定番やおすすめです。
必ず複数のサイズを買って試しに付けてみたり、ノギスなどで正確にサイズを測り、自分のホールに合ったサイズを見つけるようにしてくださいね。
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