アンチトラガスの開け方、痛み、アフターケア 【自分で軟骨ピアス】


トラガスは知っていても、アンチトラガスは聞いたことが無いという人もいるのではないでしょうか?

具体的には以下の部位です。

トラガスは耳の穴の上に被さるように突き出している三角形の部位です。

アンチトラガスは耳たぶの上の突き出している部位で、アンチトラガスとトラガスはお互いに隙間を挟んで向かい合っていますよね。

アンチとは英語で「反対」という意味なので、トラガスの反対側にある部位という意味で、アンチトラガスと呼ばれています。

アンチトラガスは痛みや難易度がそこまで高くないので、人と少し異なるファッションが好きな人には特におすすめの部位です。

アンチトラガスのコーディネートをまとめた記事はこちらを参考にしてください。

参考にしたいアンチトラガスの人気・おすすめコーディネート

ネットで調べてみましたが、全くと言っていいほどちゃんとした開け方が紹介されていなかったので、アンチトラガスの開け方を紹介します。

アンチトラガスを開けてみよう!

アンチトラガスは他の軟骨ピアス同様、病院やセルフで開けることが出来ます。

マイナーな部位なので、病院のホームページを見ても「アンチトラガス」という表記が無い場合がありますが、表記がないだけで施術してくれる病院はあります。

セルフでも痛みや難易度はトラガスと同程度なので、自分で開ける人も多いです。

以下の記事を参考に、自分に合った方法で開けましょう!

病院でアンチトラガスを開ける場合

病院でボディピアスを開ける
慣れていないと自分で開けるのはトラブルの元になるので、可能であれば病院で開けるのが一番です。

ただ、病院であればどこでも良いわけではないので、以下の内容をしっかりと読んでください!

病院を選ぶ


アンチトラガスはマイナーなので病院のホームページなどを見ても開けてくれるかが書いてありません。

なので、とにかく近くの病院に電話をかけて、開けてくれるかどうかを確かめるのが最初の一歩です!

病院の選び方など病院で軟骨ピアスを開ける前に絶対に知っておいてほしいことをまとめたので、必ず確認してください。

病院でボディピアスを開ける 軟骨ピアスを開ける前に絶対に知っておくべきこと 【正しい病院選び】

病院で開ける際の相場

病院でボディピアスを開けると高い
病院に表記がないのでなんともいえませんが、トラガスと同じく10,000円程度で開けてくれる病院が多いようです。

病院で開ける際の注意点

イヤーロブがすでに開いている人はバランスに注意しなければなりません。

アンチトラガスはあまり広い部位ではないですが、それでも顔側に寄せるか、外側に寄せることができます。

以下の画像の青い部位がイヤーロブの付けれる所なので、あまり近すぎると両方付けるコーディネートがしにくいので、両方つけることを考えた上で位置を決めるようにしましょう。

セルフピアッシングでアンチトラガスを開ける場合

ホール完成まで:3ヶ月〜半年
難易度:★★★☆☆
痛み:★★☆☆☆
おすすめ:ニードル

ニードルを曲げるなどの加工が必要なので、ヘリックスなどよりかは多少難しいですが、セルフでも十分可能です。

ただし、リスクはもちろんあるので、自己責任の上、以下の記事を必ず読むようにしてください!

病院でボディピアスを開ければ痛くない 軟骨ピアスを開ける前に絶対に知っておくべきこと 【自分で開ける】

ニードルで開ける事前準備

◆必要なもの
  • ニードル16Gor14G
  • ニードルと同じゲージのバーベルピアス(シャフトの長さは8mm程度)
  • スキンマーカー(ピアス専用あるいは顔料インクのペンでも代用可能)
  • 消毒液(薬局などで売っている市販のもので良い)
  • 清潔なコットン(綿棒などでも良い)
  • 抗生物質入り軟膏
  • 消しゴムかコルク
  • 清潔な小さい器
◆ニードルの入手方法

ピアッサーはドン・キホーテなどでも売っていますが、ニードルは店舗では販売しておらず、ネット通販で購入する必要があります。

しかも、楽天などではなぜか販売が無く、 Wowma!でしか売っていないので注意が必要です。

ネット通販と聞くとクレジットカードが必要と思うかもしれませんが、コンビニ払いなどがあるので購入は可能です!

参考 ネットで購入できるサイトはここ!ピアス用ニードル 12G 14G 16G 18G 20GWowma!
◆ニードルの加工

ニードルを突き刺していくと、奥の耳にも突き刺さってしまうため、ニードルを加工するのがおすすめです。

加工には楽天やAmazonなどで売られている安い手芸用の丸ペンチで構いません。

トラガスから耳の内壁までの距離は個人差があるのであくまでも目安ですが、ニードルの全長を100%として、尖っている側から30%くらいの位置でニードルを45度曲げるとやりやすいです。

ニードルに傷がつかないよう、清潔なガーゼなどで挟んでから曲げるようにしてください。

ニードルで開ける手順

1, しっかりと手を洗う
石鹸などでしっかりと手を洗いましょう。

2, ニードルやピアス、消しゴムを消毒する
滅菌済のニードルで無ければ清潔な小さい器に市販の消毒液を入れて、ニードルとファーストピアス、消しゴムを漬けておきましょう。

3, 消毒液を開けたい部位に塗る
コットンや綿棒に消毒液をつけ、表と裏の両方を丁寧に消毒しましょう。消毒した後はむやみに開ける部位を触らないようにしましょう。

4, ニードルで開けたい部位にスキンマーカーで印をつける
軟骨が盛り上がっている下の部分が最も一般的で、イメージはこんな感じ。

注意点としてはイヤーロブのホールと近すぎないこと、軟骨の端から3mm以上離れていることを守ってください。

あまり端に開けると軟骨が裂けてしまい、ホールが完成危険性があります。

5, ニードルを使ってホールを開ける
◆ニードルに軟膏を付ける
ニードルの滑りを良くするために、ニードルの尖っている側を軟膏の容器に入れる形で軟膏を塗っておきましょう。

◆消しゴムを内側にあてる
ニードルが貫通した時に、耳の内側に刺さってしまうのを防ぐため、耳の穴側から消しゴムをあてます(必要であればハサミなどで消しゴムの形を整えてください)。

◆ニードルを垂直に刺す
曲げたニードルをトラガスに垂直にして、ニードルをマーキングした印に合わせて一気に貫通させ、消しゴムにニードルを指します(画像はわかりやすくするために消しゴムがありません)。

個人差がありますが、軟骨部分が硬くて開きづらい人もいるので、裏側の消しゴムをしっかり支えて力が入るようにしましょう。

このまま数分落ち着かせることでファーストピアスの付け替えがやりやすくなります。

6,ニードルの曲がっている所を越える
少し落ち着いたら、徐々にニードルを進めて、曲がっている所を越えるまで突き刺します。

この時に消しゴムをニードルに刺したままだと指などを怪我する恐れが少ないのでおすすめです。

7, ニードルの端にファーストピアスを当てて徐々にニードルを抜く
ニードルを完全に抜いてしまうと、ホールが狭くなり、ファーストピアスを入れるのが痛くなってしまうので、穴が空いたニードルの尖っていない部分にファーストピアスの端をあてて徐々に抜いていきます。

ニードルの穴にファーストピアスがピッタリとハマるわけではないので、ゆっくりと慎重に抜きつつ、ファーストピアスを穴に入れていってください。

ホールに通ったらキャッチを付けて完成です。

アンチトラガスのアフターケア

軟骨ピアスは開けた後の痛みの方が怖いんです。

ヘリックスなどに比べたら髪の毛などは引っ掛けづらいですが、イヤホンと当たるとほぼ確実に腫れるので付けないほうがいいです。

しっかりとアフターケアを行ないましょう。

基本的なアフターケアの方法は以下の記事に書いてある通りです。

ピアスホールの絶対に知っておきたいアフターケア

もし腫れてしまって痛みが引かない場合はピアッシングを行なっている病院に相談するようにしましょう。

痛み止めや化膿止めの薬を処方してもらえますし、ホールの完成を諦めるべきかどうかの判断も行ってもらえます。

アンチトラガスを開ける痛み

ネット上には軟骨が分厚いからすごく痛い!って言っている人もいますが、多分開けたことがない人かピアッサーで開けた人が書いているのでしょう。

ちなみに、ピアッサーで開けたら100%腫れて、めちゃくちゃ痛いです。

アンチトラガスはトラガスとともに痛くない部位です。

イヤーロブにピアッサーで開けるよりも、ニードルでアンチトラガスに開けるほうが痛くないという人もいます。

ただ、もちろん個人差があるので幾つか口コミを紹介します!

アンチトラガスのファーストピアス

セルフピアッシングの場合や一部病院では自分でピアスを用意する必要があるので、以下を参考にしてみてください。

アンチトラガスにおすすめのファーストピアスの種類

アンチトラガスというとバナナバーベルが一般的ですが、ニードルとの接続がしづらいという場合はストレートバーベルでも問題ありません。

金属アレルギーが出づらいサージカルステンレス製のものが安く手に入ります。

アンチトラガスにおすすめのファーストピアスのサイズ

・ゲージ:開けたホールのゲージに揃える
ニードルで開ける場合、入れるのが楽だからという理由で14Gのニードルで開けて16Gのピアスをつけたりする人がいますが、ホールとピアスの間に隙間ができるため出血が止まりにくくなってしまうためあまりおすすめできません。

・シャフトの長さ:8mm程度
アンチトラガスの部位の厚みから2mm~3mm程度は余裕を持ったほうがいいので、個人差はありますが、8mmよりも短いものは使わないほうがいいです。

ノギスという器具が100円均一などに売っているので、実際に測ってみて、厚めなら10mmなどにしましょう。

・ボールサイズ:3~4mm程度
ボールサイズは好きに決めたら良いですが、耳の巻きが強い人はあまりボールが大きいとホールの負担になるので、可能であればボールが小さいほうがおすすめです。

アンチトラガスの注意点

イヤーロブ(耳たぶ)に既にホールが開いている場合は、あまり近くに開けてしまうと両方つけることが出来なかったりバランスが悪くなるので注意しましょう。

軟骨ピアスは全部そうですが、開けた後に腫れると本当に辛いでの、イヤホンを付けるのを控えるようにしましょう。

もし、付けたいなら、絶対に当たらない形状のイヤホンを探しましょう!

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