軟骨ピアスはその名の通り、軟骨に穴を開けるピアスなので、他の部位よりもトラブルが起きやすいです。
当サイトでは病院で開けることを勧めていますが、絶対に選んではいけない病院もあるため、必ずこの記事をしっかりと読み、正しい知識を持った上で病院を選びましょう。
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絶対に選んではいけない病院
「医師だからと言って、全ての医師がピアッシングの正しい知識を持っているわけではない!」ということを理解し、実績のある病院をしっかりと選びましょう。
・ピアッサーで施術を行っている
軟骨部分をピアッサーで開けると、軟骨に大きな負担がかかるため、痛みが強く、ホールの安定が遅くなるだけではなく、最悪の場合は排除(ホールができずに裂けてしまうこと)される可能性があります。
ピアッサーで施術を行う病院は絶対に選んではいけません!!
必ずホームページや電話などでピアス専用の”ニードル”で施術を行うことを確認してください。
ニードルとは中が空洞の先端が非常に鋭利なピアッシング専用の針のことです。
※信じられないことですが、中が空洞になっていない普通の針で施術を行っている病院もあるという噂があります。そういった病院は殆どありませんが、かならずピアス専用のニードルで行っているか確認しましょう。
※最近ではほとんどありませんが、「ピアスガン」という器具を使ってピアッシングを行う病院もあるようです。ピアスガンはピアッサーと同じ構造であるだけではなく、多くの医療専門家が完全な殺菌が不可能であることに賛同しています。
・実績のない人が施術を行っている
ピアッシングは医療行為ですが、医師やその指導下にある看護師であれば誰でも行うことができます。
ほとんどピアッシングの経験がなくても、「できるから」という理由でホームページなどにピアッシングを扱っていると記載している病院もあります。
また、病院自体に実績があっても、施術を行う人に実績がなければ意味がありません。
衛生面ではセルフで行うよりも安心はできますが、自分のイメージ通りにならない可能性が高いため、失礼かも知れないなどと考えず、必ず施術を行う人の実績を確認し、納得できなければ施術を断りましょう。
・局所麻酔を行えない
イヤーロブ(耳たぶ)であれば麻酔を行わないのが一般的ですが、軟骨ピアスは部位によってはかなりの痛みを伴いので局所麻酔を行ってくれる病院の方がいいでしょう。
じゃあ、痛みに堪えられれば局所麻酔を行えない病院でも良いのかというと違います。
「ピアス用の局所麻酔を用意していない病院 = ピアッシングの経験が浅い」と考えることができるため、病院が真面目にピアッシングを行っているかどうかの一つの指標になりますので、必ず確認するようにしましょう。
多くの大手美容外科では局所麻酔は料金に含まれていることがほとんどですので追加料金などもかかりません。
・誤ったアフターケアの方法を教える
病院で開けるメリットとしては適切なアフターケアの方法を指導してもらうことができ、必要に応じて薬なども処方してもらうことができる点です。
しかし、実際は知識のある医師ばかりでないため、
※ピアス専用の低刺激消毒ジェルか石鹸などで洗浄するのが正しい
などの誤った指示をされたという方います。
多くの人は正しいアフターケアの方法がわからないため、病院で言われた指示に従ってしまいますが、基本的なアフターケアの方法を事前に理解し、病院の指示が「何かおかしいな」と思ったら、他の病院などに相談にいきましょう。
病院の選び方
選んではいけない病院を紹介しましたが、では実際にどのように病院を選んだら良いかわからないですよね。
正しい病院選びの手順をまとめましたので参考にしてください。
行動範囲内の病院の候補を探す
ピアッシングを行なっている病院の多くは美容整形外科です。
美容整形外科は保険適応外の施術を行うことが多く、値段設定を自由に決められるため利益も大きく、ビジネスに積極的な傾向があります。
そのため、積極的にピアッシングを行なっている病院は美容医療の口コミ広場などの検索サイトに掲載されています。
まずは、こういったウェブサービスを利用して自分の行動範囲内にピアッシングを行なっている病院があるか探してみましょう。
口コミを参考に候補を絞り込む
もしも、自分の行動範囲内に複数の病院がある場合は、口コミを参考にして候補を絞り込んでいきましょう。
先ほど紹介した美容医療の口コミ広場などのウェブサービスはサイトによっては病院の意向で悪い評価を削除したりする場合もあるので、病院名などをグーグルなどで検索し、細かな口コミまで探しましょう。
病院に電話で確認を行う
候補が絞り込めたら以下の内容を病院に確認しましょう。
- 開けたい部位のピアッシングに対応しているか
- ピアス専用ニードルでの施術をしているか
- 担当医は開けたい部位の経験が豊富か
- 局部麻酔に対応しているか
- アフターケアの具体的な内容
- 初診料などを含めた支払総額
開けたい部位の名称は以下の記事を参考にしてください。
耳ピアスの名前と位置病院で施術前に行うこと
・理想のピアス着用画像を持っていき、イメージを伝える
特にヘリックスは範囲が広く、アンテナにしたいのかどうかなどによってもホールの開ける位置や角度が異なってくるため、自分が理想とするイメージを担当医に伝えるようにしましょう。
実際に病院に行ったあとでも納得が行かなければ施術を断ることができますので、後悔の無いようしっかりと確認しましょう。
正しい病院選びのまとめ
繰り返しになりますが、「医師だからと言って、全ての医師がピアッシングの正しい知識を持っているわけではない!」ということを覚えておいてください。
当サイトでは基本的にセルフよりかは病院で開けることをおすすめしていますが、読者の皆さんは知恵袋系の掲示板や個人ブログなどで様々な情報を得ていく中で以下のような意見をよく見かけると思います。
こういった意見はこの記事で紹介した内容を理解せずに正しい知識を持たない病院で施術を受けた結果だと思います。
また、ネット上ではピアッシングスタジオをお薦めする意見が多く見受けられます。
実際に多くのピアッシングを行ない、経験豊富なしっかりとしてピアッシングスタジオは麻酔ができないというデメリットはありますが、病院では対応していない部位へのピアッシングが可能であるなどのメリットがあります。
しかし、当サイトでは一貫してピアッシングスタジオでの施術をおすすめしていません。
病院以外でピアッシングを他人に行うことは”違法”だからというのが一番大きな理由ですが、正しい衛生管理が行われておらず、出血が止まらなかったり、感染症に感染したりなど、取り返しのつかないトラブルに繋がりかねないからです。
それでも信頼できるピアッシングスタジオでホールを開けるんだ!という方を止めることはできませんが、全国で多くのトラブルが起きていることを理解し、リスクを承知しておいてください。
もちろん、ピアッシングスタジオだけでなく、セルフ、病院、どこでもある程度リスクはあります。
ただし、病院ではトラブルが起きた時にすぐに対応できるという点からも当サイトでは病院でのピアッシングをおすすめしています。
怖がらせてしまうようなことを書いてしまいましたが、軟骨ピアスはおしゃれに欠かせれないファッションアイテムになりつつありますので、リスクを納得した上でピアスを楽しんで欲しいと思います。